2014年11月11日

ロシアの近接戦闘についての独り言

ロシア(連邦保安庁)の近接戦闘について、今日は米帝だの思想だの、禍々しい言葉を抜きに呟いてみます。

テロリスト制圧の為に出動した地域特殊任務課の隊員の動きに注目してください。


1.20~グレネードランチャー(GM-94)をぶっ放す地域特殊任務課の隊員
これを先に見てしまったら、いつものロシアンクオリティー溢れる荒っぽい手法に見えるので、とりあえずスルー!!


5.05 テロリストからの発砲を受け、盾持ちの隊員が前に進み出る。


西側のダイナミック・エントリーとは一線を画するロシア流の近接戦闘はグレネード(GM-94)やシュメーリ(トーチカや家屋などの構築物やそれに立てこもる敵兵への攻撃を念頭に置いた使い捨てロケット弾)で敵を制圧して、安全を確保した上で、盾持ちを先頭に前進する。
そう考えれば、 「ロシアンクオリティー溢れる荒っぽい手法」という考えは無くなるのではないでしょうか!?


こちらは、AKとGM-94とシュメーリを組み合わせた訓練風景です。


盾を使った射撃訓練です。

隊員が装着するZENIT製サプレッサーは敵に対する消音ではなく、仲間の耳元で発砲する為、耳へのダメージを低減するためと思われます。
LShZ-2DTM等のロシア製ヘルメットは頭部防御に重点
を置いているために、PELOTR製ヘッドセットが使用ができない故にサプレッサーを使用しているのでしょう。


屋内での近接戦闘の風景です。

室内でも圧倒的な火力で敵を制圧する様子がわかります。

こちらは毎度お馴染みの蛍光腕章(テープ)
ロシアの近接戦闘についての独り言

米軍と違い友軍からの誤爆の心配がないために、IRではなく、蛍光腕章で味方の識別を行っています。
これは最も西側の近接戦闘との違いを大きく表したアイテムで、あくまで国内の極めて限定された地域(例えば、一つの建物)に特化した活動を行っているが故に生み出されたアイテムだと思われます。



以上を一言でまとめると・・・
「FSBって、意外と安全重視(味方に対して)!!」



西側のダイナミック・エントリーは全く運用思想が異なり、GM-94やシュメーリで敵を制圧して、盾を先頭に慎重に前進して敵を制圧するスタイルは今後も、変わることはないでしょう!
(これを見たら、アルファが西側のダイナミック・エントリーを取り入れた訓練をやっているか疑問に思えます。)


----追  記----

近接戦闘においては圧倒的な火力で一見、無慈悲にも思えるような戦法で敵を制圧していますが、テロリストに対し投降や人質を解放する交渉も当然行われています。

テロリストに対し人質の解放を交渉し、交渉の結果、アパートから子供が救助されています。




テロリストの家族と思しき人物が当局の要請に応じて投降を呼びかけています。


ロシア(連邦保安庁)の近接戦闘に対するイメージが少しでも変われば幸いです。







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Posted by バカーチン少尉(Lt.Bakatin ) at 21:11│Comments(0)その他
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